アビストの3Dプリントサービス
国産高精細3Dプリンタ「アジリスタ」を使用してお客様が作成した3Dデータを精密にプリントいたします。
http://abist-3dprint.com/

摩擦圧接(摩擦接合)とは

摩擦接合法は、摩擦を有効に利用して固体を接合する方法であり、機械工業では問題となる焼付け現象を逆に利用するところに新味があります。

※焼付け現象
例えば、金属ボルトが焼きついてはずしにくくなることです。単に締め付けただけではなく、熱が掛かると焼きつきやすくなります。原因については、金属表面には、小さな凹凸がありボルトを締めこんだ際に凸部同士が当たっているところは非常に高い圧力が掛かった状態になります。そこに熱がかかることによって、融点以下の温度ですが焼結に近い現象が生じます。この防止に関しては、モリブテングリスやネバーシーズといった焼き付き防止剤をボルトに塗布しておくと良いです。

摩擦を利用して金属を接合しようとする試みは非常に古く、1891年イギリスにおいてワイヤロッドを圧接する方法の特許が成立しており、1945にもこの方法に関する考察がなされたが、実用化には至りませんでした。また、ドイツでは第2次世界大戦中、プラスチックパイプの突合せ接合に応用したとも言われています。

この方法が急に注目されるにようになったのは、1954年ソ連(現:ロシア連邦)のA.I.Chudikovが旋盤を改造して、金属丸棒の摩擦圧接実験に成功し、これをソ連邦電気溶接機研究所が取り上げて1956年頃から開発研究を行い、1957年同所で開発された摩擦圧接機が発表されてからです。この方式が現在のブレーキ式摩擦圧接法です。



環境に優しい摩擦圧接

摩擦圧接(Friction welding)は、摩擦を利用する接合技術としては最も早く工業的実用化・応用に成功した技術です。摩擦圧接は、機械的な回転エネルギーによる摩擦熱を利用し、摩擦面を接合面とする接合技術です。このため、クリーンで省エネな接合方法であり、また異種材料の接合も可能であることから、軽量複合化材料の創製が可能であるなど、現代のものづくりにおいて最も重要な命題である環境対応技術として改めてその有用性が注目されており、一層の活用が期待される接合技術です。

日本において、摩擦接合技術の発展には摩擦圧接協会が果たしてきた貢献は極めて大きいものです。